國分利江子プロフィール

商業施設のプランナーとして、NYのアーティスト キース・ヘリングなどのショップ・デザインを担当。その後アートフロント・ギャラリーに入社、当時世界最大のパブリックアート・プロジェクト“ファーレ立川・アートプロジェクト”(109名の国際的に評価を受けたアーティストが36ヶ国から参加。1995年度の建設省最優秀都市開発賞を受賞) に参加し、作品製作・設置を担当する。

 

その後、子供の頃から影響を受けたネルソン・マンデラ氏が南アフリカ大統領に就任したのを機に、南部アフリカでの途上国援助の仕事に関わることを決心する。NGO“People’s Education Support Fund ,Japan”と出会い、1996年から一年間ジンバブエのナショナル・コーディネーターとして現地に単身で赴任。ジンバブエで最も貧しい農村部でのフィールドリサーチから現地日本大使館やジンバブエ政府との交渉までをこなす日々の中で、アパルトヘイトの様な国家的差別政策でさえも、元をただせば“知らない他者を恐れる”“特権意識と他者への抑圧”など、すべてはひとりひとりの心の中の問題に起因することを悟る。

 

ホリスティック医学や心理学に興味をもちバッチ・フラワーレメディ、サトル・アロマセラピーや指圧などを学んでいたが、アフリカでの経験によって益々「からだと心」の問題に興味を持ち、NYでホリスティック医学に基づくマッサージセラピーを学ぶため1998年に渡米。アメリカのマッサージセラピー・スクールの中でも一番の名門と言われるSwedish Instituteに入学し、解剖学、身体生理学、脳神経学、病理学、心理学、東洋医学などに渡り幅広い知識と技術を培う。学院内での1,700時間のカリキュラムを終了すると同時に、インターンシップの一環としてNY州の癌センターの患者や病院の医師・看護婦などへのトリートメント、アスリートへのスポーツマッサージ、職業的なからだの使い方によっておこる症状を学ぶ為にミュージシャンやブロードウェイ・ダンサーへのマッサージの提供など、幅広い分野でボディーマッサージのトレーニングに取り組む。NYでマッサージセラピスト・ライセンス試験合格後、レイキなどのエネルギーワークをミックスして、独自のハンズオン・メソッドをつくる。

 

予測もしなかった9・11後の日常を間近で体験する中で、事件から1週間も経たないうちにSwedish Instituteが中心となりマッサージ&鍼灸のボランティア・チームを発足し、グラウンド・ゼロで激務を果たすNY市警や消防隊員に24時間体制でトリートメントを提供する様を見ながら、マッサージが社会に果たす役割の大きさについて深くインスピレーションを受ける。2004年からはイタリアのヒーリングセンターでドメスティック・バイオレンス、エイズ、うつ病患者へのトリートメントも行う。同時に、クリスタルの音による治療として注目されるクリスタルサウンド・セラピーの第一人者、アワホシ・カヴァンに師事しイタリアでクリスタルサウンド・セラピストとしてのトレーニングも開始する。

 

2005年後半から東京・代官山にトリートメント・オフィスの準備を始め、2006年から本格的に始動。マッサージをこよなく愛し楽しみたい方たちは勿論のこと、心身にストレスを感じている方たちや日々の気づきを深めたい方たちへのサポートもテーマとして、カウンセリングを重視した新しいかたちのマッサージ&ボディーワークを提供する。またトリートメント・オフィスでの個人セッションの傍ら、セルフヒーリングのワークショップを通じての癒しのサポートも開始。“ひとりひとりが自分の幸せを深めていくことこそが、世界を平和にすることへの一番の近道である”と信じ活動を広げている。

 

BMSTherapy office: http://bmstherapy.com